真夜中のサーファー

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凄腕のサーファーは高波が大好き

サーファー

サーフィンが趣味の友人 T から聞いた話です。Tのサーフィンの腕前は結構なものでこうなると台風が来て波が高くなった海岸をうろうろしたりする迷惑な奴にも変身します(笑)その日も台風が上陸するので警報が出ている海岸にTはいました。

一度は海に入ってみたのですがその日に限って調子が出ず、いつも利用している民宿に戻る事にしたそうです。ボードを車に載せていると同じ年代のサーファーから声をかけられたそうで、しばらくサーフィン談義を楽しんでから別れました。民宿に泊まって夜になると、予報通り台風が迫って来て外は横殴りの雨です。

ま、こういうのも良いよねぇ

とひとりごちて寝ようとした時に、窓を叩く者がいます。横殴りの雨ですから開ける訳にいきませんので窓越しに応対すると昼間に声をかけてきたサーファーのようです。

今、良い波が来ているから行かないか

と言っています。波がすごいのは分かりますが、台風が直前に迫っている時です。それに眠いのもあり、断って布団にさっさと入ったそうです。

翌朝まだ風は強かったものの雨はあがっていましたので窓を開けて外を見た時、昨日の夜に波に乗ろうと誘いに来たサーファーの事を思い出しました。それと同時に自分がいるのが2階だという事に気がついて鳥肌が立ったと言います。

その日は海に行かず、民宿を出るとさっさと帰ったそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

37年前に某霊場にて個人得度を受けました。 それ以来、仏道のみならず神道をもこよなく愛し、八百万の神様たちと日々過ごしながら、不思議な話を綴っています。