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この記事の所要時間: 約 1分42秒
お母さんと共に来店した18歳

「うちの子をパソコンが出来るようにしてもらえませんか?」
母親と一緒に来店した18歳の男性。高校を卒業してダイハツの販売店に勤めたが、パソコン関係の仕事に就きたいと3ヶ月で退職。
お母さんは彼に甘く、「やりたいことがあるんだったらしょうがないね。辞めていいよ」と承諾した。正社員の座を捨ててまでやりたいことをしたいとは、と感心していた。が、レッスンが始まってみるとそうではなかったことに気づかされる。
返事だけはいい
最初はわからなかったが、全く人の言うことを聞いておらずテキストも理解できないのかフリーズしまくりの毎日。
ゆっくりでいいんで、やったことはきちんと家で復習すれば大丈夫だよ!と励ますと「わかりました!」
と元気よく返事する。そして次回も復習してこずフリーズ。
トイレに行く回数がハンパない!
フリーズを繰り返す毎日で、パソコン教室に来るのが嫌なのか毎回30分以上遅刻してくる。
来たら来たで分からなくなると「お腹が痛い」と何回もトイレに行き帰ってこない。多いときは1時間で10回以上トイレに行った。見ていて嫌嫌やってるのがわかるのでかわいそうになってきたが、お母さんに頼まれているので私から「もうここまでにしようか」とは言えない。
2ヶ月後彼は私に言った
入会して、2ヶ月全く進歩のないまま時は過ぎた。そして彼は言った。
ホントはパソコンやりたくない!本当にやりたいのは医療関係です!
もう学校の入学を決めて来たらしい。お母さんにきいて見ると「やりたいことさせてあげたいから授業料も納めてきました。お世話になりました」とのこと。
まぁ、彼の家庭の方針なんで私が口を挟むことではないですが
それ逃げまっくってるだけやで!お母さんも甘すぎるわ!
と心の中で思いましたが、「やりたいことが見つかってよかったね!」と送り出しました。
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